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げんだいやくろんご
現代訳論語
下村 湖人
Read 現代訳論語 (げんだいやくろんご) by 下村 湖人 (しもむらこじん) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 127,327 characters · 256 screens
五(四六五)
六(四六六)
――
「鳳凰よ、鳳凰よ、
神通力は、どうしたか。
すんだことなら仕方がない。
これから先はしっかりせい
国の舵取りゃあぶないぞ
やめたらどうぞい。やめたらぞい。」
先師は車をおりて、接輿と話をしようとされた。しかし、接輿が大急ぎでどこかにかくれてしまったので、お話しになることが出来なかった。
○ 接輿==やはり隱者の一人であろう。名はわからない。孔子の車に接近したので、かりに接輿と名をつけられたのだろうといわれている。(參照三七三章、三七四章)
○ この話は、孔子六十四歳の時で、楚に行こうとした頃のことだといわれている。
六(四六六)
長沮と桀溺の二人が、ならんで畑を耕していた。巡歴中の先師がそこを通りがかられ、子路に命じて渡場をたずねさせられた。すると長沮が子路にいった。――
「あの人は誰ですかい。あの車の上で今手綱をにぎっているのは。」
子路がこたえた。――
「孔丘です。」
長沮――
「ああ、あの魯の孔丘ですかい。」
子路――
「そうです。」
長沮――
「じゃあ、渡場ぐらいはもう知っていそうなものじゃ。年がら年中方々うろつきまわっている人だもの。」
そこで子路は今度は桀溺にたずねた。