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げんだいやくろんご
現代訳論語
下村 湖人
Read 現代訳論語 (げんだいやくろんご) by 下村 湖人 (しもむらこじん) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 127,327 characters · 256 screens
一五(一〇七)
一六(一〇八)
一七(一〇九)
この人にはいろいろの非行もあつたので、子貢は特にこういう質問を発したのであろう。
一五(一〇七)
先師が子産のことを評していわれた。――
「子産は、為政家の守るべき四つの道をよく守つている人だ。彼は先ず第一に身を持すること恭謙である。第二に上に仕えて敬慎である。第三に人民に対して慈恵を旨としている。そして第四に人民の使役の仕方が公正である。」
○ 子産==鄭(てい)の大夫。姓は公孫(こうそん)、名は僑(きよう)、子産はその字。春秋時代の名臣であつた。
一六(一〇八)
先師がいわれた。――
「晏平仲は交際の道をよく心得ている人である。どんなに久しく交際している人に対しても狎れて敬意を失うことがない。」
○ 晏平仲==斉の大夫。晏は姓。平はおくり名、仲は字、名は嬰(えい)。当時の賢人といわれた人であつた。
○ 原文の「敬之」が「人敬之」となつているのもある。それによると、他の人が晏平仲を敬したことになる。
一七(一〇九)
先師がいわれた。――
「臧文仲は、諸侯でもないのに、国の吉兆を占う蔡をもっている。しかもそれを置く節には山の形を刻み、には水草の模様を描いているが、それは天子の廟の装飾だ。