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げんだいやくろんご
現代訳論語
下村 湖人
Read 現代訳論語 (げんだいやくろんご) by 下村 湖人 (しもむらこじん) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 127,327 characters · 256 screens
二三(四九四)
二四(四九五)
」
○ 公孫朝==衛の大夫。
○ 仲尼==孔子のあざ名。
二三(四九四)
叔孫武叔が朝廷で諸大夫に向っていった。――
「子貢は仲尼以上の人物だと思います。」
子服景伯がそのことを子貢に話した。すると子貢はいった。――
「とんでもないことです。これを宮殿の塀にたとえて見ますと、私の塀は肩ぐらいの高さで、人はその上から建物や室内のよさがのぞけますが、先生の塀は何丈という高さですから、門をさがしあてて中にはいって見ないと、御霊屋の美しさや、文武百官の盛んな装おいを見ることが出来ないのです。しかし、考えて見ると、その門をさがしあてるのが容易ではありませんので、大夫がそんなふうにいわれるのも、或は無理のないことかも知れません。」
○ 叔孫武叔==魯の大夫。名は州仇。
○ 子服景伯==三七〇章註參照。
○ 原文に「夫子」という語が二回出ているが、前の「夫子」は孔子を指し、後の「夫子」は叔孫武叔を指す。
二四(四九五)
叔孫武叔が仲尼をそしった。すると子貢がいった。
「そういうことは仰しゃらない方がよろしいかと存じます。仲尼先生は傷つけようとしても傷つけることの出来ない方です。ほかの賢者は丘陵のようなもので、ふみこえることも出来ましょうが、仲尼先生は日月のように高くかかっていられて、ふみこえることが出来ません。