Japanische Klassiker mit Furigana
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こざくらひめものがたり
小桜姫物語
浅野 和三郎
Lesen Sie 小桜姫物語 (こざくらひめものがたり) von 浅野 和三郎 (あさのわさぶろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 136.097 Zeichen · 267 Bildschirme
二十六、良人との再会
』
こんな真面目なお話をなさる時には、玉依姫様のあの美しいお顔がきりりと引きしまって、まともに拝むことができないほど神々しく見えるのでした。
私がその日玉依姫様から伺ったことはまだまだ沢山ございますが、それはいつか別の機会にお話しすることにして、ただ爰で是非附け加えて置きたいことが一つございます。それは玉依姫の霊統を受けた多くの女性の中に弟橘姫が居られることでございます。『あの人はわたくしの分霊を受けて生まれたものであるが、あれが一ばん名高くなって居ります……。』そう言われた時には大そうお得意の御模様が見えていました。
一と通りおききしたいことをおききしてから、お暇乞いをいたしますと『又是非何うぞ近い中に……。』という有難いお言葉を賜わりました。私は心から朗かな気分になって、再び例の小娘に導かれて玄関に立ち出で、そこからはただ一気に途中を通過して、無事に自分の山の修行場に戻りました。
二十六、良人との再会
前回の竜宮行のお話は何となく自分にも気乗りがいたしましたが、今度はドーも億劫で、気おくれがして、成ろうことなら御免を蒙りたいように感じられてなりませぬ。