Japanische Klassiker mit Furigana
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やまをおもう
山を思う
石川 欣一
Lesen Sie 山を思う (やまをおもう) von 石川 欣一 (いしかわきんいち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 79.814 Zeichen · 157 Bildschirme
食糧、防寒具、薬品、修繕具その他……すべて過去における大沢小屋籠りと針ノ木付近の山岳のスキー登山とから来た尊い経験が、ともすれば危険を軽視しようとする年頃の彼等をして、あらゆる点に綿密な注意を払わしめた。人間は自己の体力と智力とのみをたよりに、兇暴なる自然のエレメントと対抗しようとする時、その準備についてのみでも、ある種の感激を持たずにはいられない。この感激が人を崇高にし、清白にする。この朝大町に着いた若い十一人はかくの如き感激を胸に秘めた幸福な人々であったのである。
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対山館の宿帳には左の如く記された。
近藤 正 二十四
渡辺 公平 二十一
河津 静重 二十一
山田 二郎 二十三
江口 新造 二十二
富田 英男 二十三
家村 貞治 二十三
上原 武夫 二 十
有田祥太郎 二十一
関 七郎 二十三
山本 勘二 二十二
この宿帳に早大山岳部員の名前が十一人そろったのはこれが最後である。年がかわって、宿帳に書き込まれた名も激増したが、そのどのページを繰っても、家村、上原、関、山本四氏の名は見あたらない!
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