Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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やまをおもう

山を思う

石川 欣一

Lesen Sie 山を思う (やまをおもう) von 石川 欣一 (いしかわきんいち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 79.814 Zeichen · 157 Bildschirme

Aozora Bunko

ですから女房と子供とは千葉にある女房の実家へやり、私は時々浅い海でボシャボシャやりに行くつもりです。」というのである。

◇

山も好きだが、海とても嫌いではない。只、海岸の生活――夏の――に、いろいろと気に入らぬ点が多い。潮風がベトつくし、ねむくなるし、おまけにマック・セネットのバッシング・ガールみたいなのが横行濶歩して、マック・セネットのバッシング・ボーイみたいなのと、ふざけ廻るし、とにかく宜しくないです。

◇

バッシング・ガールにはおどろいた。映画専門の雑誌に出ているのを見た時には、一寸見当がつかなかったが、「マック・セネットの」とあるので之は Bathing Girl のことだと知られた。読みも読んだりバッシング! 所が、どうやら、バッシング・ガールという言葉が出来てしまったらしい。プロマイド、スチール、オーゲストラ等と同じく、正確に、又はより原語に近く、発音しては、通じない言葉である。

◇

それはとにかく、私は海それ自身は好きである。すでに太平洋を渡ること三度――と、大きく出ましたネ――は、どうでもいゝが、この前の日曜日、真鶴岬の突端まで行った時など、本当に海を讃美した。