Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.447 Zeichen · 76 Bildschirme

Aozora Bunko

六月二十七日

六月二十八日

岡信氏が結婚の問題で大分周囲の圧迫をうけて居るのだそうだ。それが、大抵あの人が銀時計を貰ったと云うことに起因して居ると云うのをきいては、友達面をして彼の内心を或程度まで索って居た者達に浅ましい心持を味わされる。

六月二十七日(水曜)

天気がすっかりはれて、夕方眺めると空はまるで夏になった。浅い碧色のところに綿毛のような白雲が白日に栄えて金色のようなクリーム色のような大変やわらかい色をして漂って居た。

朝瀧田氏来訪、原稿を渡す。久米さんの「馬鈴薯を食う人々」と云うのはゴオホの同じ題の絵を連想させて非常に内容を期待させるものである。春陽堂の二階へとじこめられのこと。秋江氏の「舞鶴心中」は、秋江氏と自分の合作と云ってもいいなどと云う話が出る。夕方、画堂の内山某が邦枝史朗氏のされる「人間社会」の創刊号へ書いてくれと云って来られる。多分御断りするほかない。「哲学綱要」、「戦争と平和」をよむ。非常に面白いし、頭がいいしするのでうれしい。

六月二十八日(木曜)

どうした工合だか、大変メランコリーな気分になってしまった。種々小学校時代のことや女学校の時代のことを想い出して見た。