Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.447 Zeichen · 76 Bildschirme
一月三日
決して子供に限ったことではない。風邪を引く心配さえなければ、私も雪達摩も作りたい。
一月三日
午後から千葉先生のところへ行く。中西屋で、一寸気の利いたギジョーとかギチョーとか云うものを買って行ってあげる。小此木さんと鈴木さんと、うる間さんが来て居た。嬉しいような、いやなような心持がした。只話すには、いいが、少しいやなこともある。何か斯う、独占出来得べきものを、人に拒ぎられて居ると云ったような心持がはっきり感じられた。
種々な話――夏目さんの事、我々の生活のこと。そして島崎氏が、今までの夏目さんとはかわって、自分等の中心になるだろうと仰云った。が、自分にはそうとは思えなかった。そう思えなかったからと云って、他に絶対的な人を考えて居るのではない。島崎さんも偉いだろう、けれども、武者さんは、より直接に私に影響を与える。そしてあの人なら、自分が影響されても、決して耻かしいとか、悪いとかは思わない。女は一体不正直だと云うことを私は断言する。自分ながら悲しいと思うが、殆ど、三百年の弊風で、本性のようになって居ることは、母様のように明瞭な人を見ても、云わざるを得ない。