Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
Lesen Sie 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) von 平田 晋策 (ひらたしんさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.452 Zeichen · 208 Bildschirme
『ライオン』戦車上陸す
残った『荒鷲』六機が、栗山川の南にあるわが防禦陣地を攻撃した。
フーラー毒ガスの雨を降らしたのだ。
毒の雨はしとしととわが海岸の陣地をぬらした。防毒面も防毒服も役に立たない。昭和遊撃隊の巡洋艦『最上』がやられたように、歩兵も砲兵も、つぎつぎにたおれた。
音のない攻撃だ。血の流れない戦いだ。この気味わるい攻撃がはじまってから、十五分後には、わが陣地はまるで『死の塹壕』になってしまった。
将校も兵も、防毒面をかぶったままたおれているのだ。
機関銃をにぎったままたおれている兵士、大砲にもたれて気絶している下士官。剣を抜いたまま塹壕に伏している将校、じつに残念な、くやしいありさまである。
「はははッ、敵は参ったな。」
フロスト少将は、にやりと笑った。
二十隻のA国運送船隊は、九十九里浜の土をけがそうとして海岸近く迫って来た。
かれらは『運送船』とは名ばかり、じつは、一種の航空母艦である。どの船も、二十糎砲四門を備え、甲板は平べったくって、『赤城』や『オリオン』と同じだ。
見よ。『荒鷲』の姉妹機『隼』爆撃機が一隊ずつ、二百四十機、翼をはって、下総の空をにらんでいるではないか。