Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
Lesen Sie 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) von 平田 晋策 (ひらたしんさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.452 Zeichen · 208 Bildschirme
人が流れて来た
『千代田』の暗号電信
しかし、それが、どんな戦術であるかは、しばらく秘密にしておこうと思う。
いよいよ最後のコースだ。
関さんは、この五艘の帆船隊に、『ラノン決死隊』と名をつけた。そして、土人たちの願いによって、檣の上へ、わが軍艦旗に似た旗印をかかげた。土人が指を切って、その血で描いた旗である。
ゆけ、ゆけ、紅玉軍港は近いぞ。白鳥の羽のような白い美しい帆を張って、血染の旗をひるがえして、六十人の決死隊は、勇みに勇んだのである。
鉄砲もある。毒矢もある。刀もある。恐しいダイナマイトもある。……武器に不足はない。この上はただ、決死の突撃があるだけだ。
――無人島を出てから二日目の夜、少し北へ来たので、寒くなった。それに、ものすごい嵐だ。
風はほえる。海は狂う。空には星の影一つ見えない気味の悪い晩だ。
「今夜は荒れるぞ。」
「こりゃ、眠られんぞ。」
関さんとソロ君がカンテラの青い光で顔を見合わした時、見張の土人が叫んだ。
「大将、人が流れて来たぞ。かわいい子供だッ。子供の兵隊だッ。」
『千代田』の暗号電信
夜の海を漂流する清君や、ラノン海賊はその後どうなっただろうか。
海の底へかくれた遊撃潜水隊は、『荒鷲』