Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
Lesen Sie 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) von 平田 晋策 (ひらたしんさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.452 Zeichen · 208 Bildschirme
『八島』の最期
いかに『八島』や『秋津洲』が強くても、こんなに射たれては敵わない。わが青木大佐は、大急ぎで四、五発射ってしまうと、大きな声で「潜れ。」とどなり、目にも止らぬ早業で、さっと海底深く潜ってしまったのだ。
敵の砲台がはげしく射ち出す時分には、鮫の大群をびっくりさせながら、わが二隻の潜水艦は、海の底へぴったりくっつき、機関をとめて、音も姿もかくしていたのである。
「航海長、僕らの水遁の術は、猿飛佐助や霧隠才蔵以上だね。しかし、もうちょっとでやられるところだったな。」
青木大佐は、冷汗をふきながら、自慢している。
「はあ、敵は猛烈に射っています。爆雷の音がだいぶ強くひびいて来ますね。」
航海長の柴田少佐は心配そうだ。
どどどど……ごォーッと、気味の悪い音が、絶間なしに聞えてくる。駆逐艦が四隊も五隊も出動して、爆雷砲から爆雷を投げ落しているらしい。
『八島』の最期
爆雷は世界大戦の時、さんざんドイツの潜水艦に苦しめられた英国大艦隊の司令長官ゼリコー元帥が、憎い憎い潜水艦を、やっつけようとして考え出した武器だ。
六十米ぐらいの深さまで落ちてから、爆発する。その爆発する力で、潜水艦をこわすのである。