Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
Lesen Sie 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) von 平田 晋策 (ひらたしんさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.452 Zeichen · 208 Bildschirme
あっ潜水艦だ!
の黒い翼に吸いついた。パチパチと音を立てて翼が焼ける。
「しまったッ。」
フーラー博士は、あわてて舵をかえた。『荒鷲』は悲鳴をあげて、上へ逃げようと、もがいた。しかし、青い光線は、どこまでも追っかけて来る。
黒雲の中で光線をさけようと、狂いまわる『荒鷲』の姿は、見るからにものすごい。風はいよいよひどくなって、雨さえまじって来た。
あっ潜水艦だ!
フーラー博士は、冷汗を流して死ものぐるいである。……
やっと、八百米の高さまで逃げて、博士がほっと一息ついた時、スミス少佐がふるえながら、悪い悪い報告をした。
「博士、第二発動機が止っています。」
「なに、発動機が止った?」
「はい。光線でやられたらしいです。さっきから動いておりません。」
「駄目だ。真珠軍港へ帰ろう。僕らは武田博士に負けたんだ。」
ああ、『最上』なんか、ただの一撃だと考えたのに、本多鋼鉄は思ったより、ずっと強いし、その上、変な光線で奇襲されて、フーラー博士は、すっかりいやな気持になってしまった。
下を見ると、海は荒れに荒れて、白い波がざわざわと立ち騒ぐばかり、『最上』はどこへ行ったのか、影も見えない。