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Japanische Klassiker mit Furigana

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しょうわゆうげきたい

昭和遊撃隊

平田 晋策

Lesen Sie 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) von 平田 晋策 (ひらたしんさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.452 Zeichen · 208 Bildschirme

Aozora Bunko

「艇長、漂流者です。」

は、波とすれすれに低く低くそのあたりを飛びまわった。

油が浮いて来るのを見張っているのだ。

さっきの爆弾の破裂する力で潜水艦にひびが入って壊されたら、きっと油が浮いて来る。油が浮いて来たら、潜水艦が壊された証拠だ。

「どうだ、まだ油は見えないかね。」

「はあ、見えません。」

十分間ほど、探しまわったが、とうとう油は浮いて来なかった。フーラー博士は、がっかりした様子だ。

僕はここで博士に告げたい。「勇敢な青木大佐にひきいられたわが昭和遊撃潜水隊は、そんなにむざむざと、あなたの餌食にはなりませんよ。」と。

「スミス少佐、攻撃は失敗だ。仕方がない、もう帰りましょう。」

「いまいましい敵ですなあ。」

スミス少佐は残念そうな顔をして、舵を変えた。

その時だ。一人の水兵が叫び声をあげた。

「艇長! 左舷の下に漂流者が見えます。」

「なに、漂流者?」

艇長は、すぐに舵を動かして、速力をゆるめた。のぞいて見ると、波にもまれる小さい人間の姿が見える。白い顔が上を向いている。

フーラー博士は、照準望遠鏡でくわしく見ながら、

「敵の水兵らしい。おや少年だ。あいつを一つ捕虜にしてやろう。