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Japanische Klassiker mit Furigana

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しょうわゆうげきたい

昭和遊撃隊

平田 晋策

Lesen Sie 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) von 平田 晋策 (ひらたしんさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.452 Zeichen · 208 Bildschirme

Aozora Bunko

の北浦少佐は、

「これで、東洋の海が、東洋人の手にかえったぞ。」

とさも痛快そうに、呼ばわった。

ああ、南海の昭和遊撃隊『最上』と『千代田』『秋津洲』が、椰子の葉かげに『日本万歳』をとなえる土人の声に送られて、威風堂々と根拠地碧海島さして帰る時、槍岳の頂では、清君と※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんが、岩にひざまずいて、はるかに北の空千代田の皇居の方を、ふし拝んでいた。

拝み終って、秋の海をわたるそよ風に吹かれながら、二人は顔を見あわせて、にっこりほほえんだ。

「よかったわねえ。清さんは、まるで木村重成のような手柄をたてたのね。」

※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんは、とてもよく似あう赤いベレー帽の下に、ふさふさと黒髪をのぞかせ、水兵服の姿が花のように美しい。

「うん、日本はこれからだよ。」

清少年は、腕をくんで、両足を岩の上へ、ぐっとふんばった。彼の眼は太平洋の波のはてをにらんでいる。

「戦争の後が大事なのさ。」

「そうね。油断すると危いのね。日本の使命は、もっともっと大きいんですもの。」

二人は、岩の上に、いつまでもいつまでも立っていた。