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Japanische Klassiker mit Furigana

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しょうわゆうげきたい

昭和遊撃隊

平田 晋策

Lesen Sie 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) von 平田 晋策 (ひらたしんさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.452 Zeichen · 208 Bildschirme

Aozora Bunko

――ああこれこそ真に『太平洋無敵の軽騎兵』と称すべきものではないか。

米国海軍には一隻として『最上』を追跡出来る軍艦がないのだ。又、一隻として『最上』に追撃された時に、逃げのびることの出来る軍艦もないのだ。

このほか、『最上』には東京帝大の青木博士が造った世界一の光学兵器があり、又、長岡半太郎博士のこしらえた恐しい新兵器も備えてあるが、今は一々説明していられない。

とにかく日本の科学の結晶が、この四隻の軽巡洋艦である。そして山本海軍大臣は、極秘の命令を出して、いやが上にも、「早く早く。」と、工事を急がしているのだ!

○

ここで一言しておかねばならぬのは、武田博士の愛弟清君のことである。清君は今年十六歳、まだ東京府立○中の三年生だが、その脳力は、もう帝大工学部の学生に劣らないくらいの天才である。

彼は昭和八年の二学期から学校を休学して、博士と一しょに目黒の海軍技術研究所へ通っているのだ。

清君の腕前は、造船技手として、掛値なしに立派なものである。――世界は、よもやこんな紅顔可憐の美少年が、わが軍事科学の研究所で、重大極まる兵器の研究をやっていようとは、想像だってしていないだろう。