Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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あめのたまがわしんじゅう

雨の玉川心中

山崎 富栄

Lesen Sie 雨の玉川心中 (あめのたまがわしんじゅう) von 山崎 富栄 (やまざきとみえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.997 Zeichen · 129 Bildschirme

Aozora Bunko

六月六日

六月七日

六月十三日

口述なさる。

朝、千草にて朝食後、シゲ女宅を襲う。

六月七日

亀島氏、野平氏みえる。

新潮、八千五百円。全集第一回、一万五千円。

ビール二本。お酒二本。ピーナッツ三個。タバコ一個。

六月十三日

遺書をお書きになり

御一緒につれていっていただく

みなさん

さようなら

父上様

母上様

御苦労ばかりおかけしました

ごめんなさい

お体御大切に、仲睦まじくおすごし下さいまし

あとのこと、おねがいいたします

前の千草さんと、野川さんにはいろいろお世話ねがいました

御相談下さいまし

静かに、小さく、とむらって下さい

奥様すみません

修治さんは肺結核で左の胸に二度目の水が溜り、このごろでは痛い痛いと仰言るの、もうだめなのです。

みんなしていじめ殺すのです。

いつも泣いていました。

豊島先生を一番尊敬して愛しておられました。

野平さん、石井さん、亀島さん、太宰さんのおうちのこと見てあげて下さい。園子ちゃんごめんなさいね。

父上様

前の角の洋裁屋に、黒不二絹一反がいっています。まだなにも手付かずになっていると思いますから返品して下さい。

川向うのマーケット(すみれ)酒店に、去年の八月の月給(未)が約三千円位あります。