Japanische Klassiker mit Furigana
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あめのたまがわしんじゅう
雨の玉川心中
山崎 富栄
Lesen Sie 雨の玉川心中 (あめのたまがわしんじゅう) von 山崎 富栄 (やまざきとみえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.997 Zeichen · 129 Bildschirme
七月七日
どうぞ御気を悪くなさいませんように。なおその他のことで御役に立つようなことがございましたら、御利用下さいませ。まずは御返事かたがた御詑びまで申し上げます。
かしこ
(注・雨宮惣兵衛氏長女宛書簡下書き。)
七月七日
六月二十四日があまり嬉しかったので、とうとう傘をなくしてしまう。
あれから、幾度飲んで、朝を迎えても、ちっとも熟し切れない二人。こういうのは、一体なにかしら。
あんなにも泣いた夜があったのに、このところ多忙な仕事のせいかしら。
今野さんと東上。死ぬんだと思うと、あまり大勢の人に迷惑をおかけしない方がいいんだとも考えられて、出足も鈍る。
加藤さんと、宮城の草原に寝ころんでお話する。生き疲れ、貴女は再婚しなければいけない、なんて。まァ一度も結婚したこともないくせに――。
今日は月曜日だし、先週も留守中にいらっしゃっていたので、もしかするとお見えになっていらっしゃるかと思い、車を出ようとするトタン、“とみえさん”と呼ばれてふり返る。「飯田女史」と社員の方がみえる。公報が入ったので、これから御伺いしようと思っていたとの由。
「おそば召し上がりません? 美味しいし、第一いまどきめずらしいでしょう」