Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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あめのたまがわしんじゅう

雨の玉川心中

山崎 富栄

Lesen Sie 雨の玉川心中 (あめのたまがわしんじゅう) von 山崎 富栄 (やまざきとみえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.997 Zeichen · 129 Bildschirme

Aozora Bunko

十二月八日

キーちゃんが夜通し看護なさって、お目覚めの時には、キーちゃんの顔がボーッとかすんでいて、分からなかったとか。

お手もふるえて

お口もきけず

お小用にいらしたこともまったく記憶に残ってはいられなかったとか。

ヂャールをスプーンに二杯弱で起こった悲喜劇のひとこま。

あれと、あれと、混合して飲めばいける。

このごろは、睡眠薬をのんで寝ても、二時間位経つと目が開く。困る。

I love you, but I'm sadly.

知――理性(科学)、情――感情(芸術)、意――意志(道徳、宗教)。

太宰さんのようなお方は、生きていらっしゃるだけで、何か、清いもの、温かいものが感じられて、寂しい人生の一角に、ほのぼのとした訪れを知る。

ネメジスが訪れませんように。

十二月八日

昨夕、太宰さん、西田さんと、東宝映画の人おみえになる。

斜陽の映画化、御相談のため。

結局、お断りになる。

五、六年後ならいいだろうと。

それで、三、四年は生きていられるという、お体の見通しでもおつきになったのかしら。

西田さんお泊りになる。文学、絵画、政治、人物論等に意気投合の御様子。

朝食後、駅まで御一緒にお見送り。