Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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あめのたまがわしんじゅう

雨の玉川心中

山崎 富栄

Lesen Sie 雨の玉川心中 (あめのたまがわしんじゅう) von 山崎 富栄 (やまざきとみえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.997 Zeichen · 129 Bildschirme

Aozora Bunko

一月十四日

一月十六日

「短かったけど、楽しかったねえ」

「わたしは、あなたと御一緒に生きて、そして死にたかったのです。わたし、幸せです」

一月十四日

夜明け方に吐かれる。

カストリと水だけのようだったのでお食事に召し上がったものは消化されていたことにホッとする。

気持ちが落着かないし、

創作のテーマは次々に浮かぶし、

体は不自由だし、

ままならぬ、うきよ。

いつもきっと本を手にしていらっしゃる。熟睡はおできになれないのです。それでも今日は幾分御気分はよくなられたのか、笑顔などなさったり、お話なども自然になさって、うれしい。

吉祥寺まで出て、ぢゃぼん四個買ってくる。時々、脚のマッサージをつづけてする。

お仕事のための布団カバーを縫う。

安らかに、おやすみください。

すこしでも永く。

一月十六日

太宰さんに頼まれましたので、御便りいたします。

夏の頃からの疲労が、冬に入ってからは殊にひどくて、お仕事にも障られるようなことが度々でございます。御手許もだいぶお苦しい様でございましたが、このごろは喀血量も目立って多くなり、どうにも続けて仕事をなさることができなくなりましたので、御自宅の方で暫く御療養なさることになりました。