Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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あめのたまがわしんじゅう

雨の玉川心中

山崎 富栄

Lesen Sie 雨の玉川心中 (あめのたまがわしんじゅう) von 山崎 富栄 (やまざきとみえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.997 Zeichen · 129 Bildschirme

Aozora Bunko

十一月二十五日

汝らもし人の過失を免さば

汝らの天の父も汝らを免し給はん。

隠れたるに在ます汝らの父

隠れたるに見たまう汝の父

われに対いて主よ主よといふ者

ことごとくは天国に入らず、ただ

天にゐます我が父の御意を

おこなう者のみ、これに入るべし。

雨降り漲り、風ふきて其の

家をうてど倒れず

これ磐の上に建てられたる故なり。

それは学者らの如くならず。

権威ある者の如く教へ給へる故なり。

十一月二十五日

いい反省になった。斜陽の検印(二万)を持って修治さんと御一緒に東京へ出掛ける。車中、吉祥寺で乗り換えて坐る。(修治さんの御体を思って、立ち通しではお疲れになるのもひどいのではないかしらと考えたので)

文芸春秋をお読みになっていられた。私は拝借した苦楽の隅田川についてのところをよむ。読み切らぬうちにお茶の水へつく。区役所前まで歩いて、本郷区役所に御一緒に入る。

私の戸籍(山崎入籍)の手続きが終わるまで待っていてくださる。私のような健康な者にも重く感じられるオーバーをお召しになっていられるので、心配なのだけど、八雲まで歩くと仰言るので、ボツボツ出掛ける。

帝大前あたりから、奥様の御弟様がいられるので、万一のことがあるといけないからと、いつものように左側と、右側の歩道にお別れしていく。