Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
あめのたまがわしんじゅう
雨の玉川心中
山崎 富栄
Lesen Sie 雨の玉川心中 (あめのたまがわしんじゅう) von 山崎 富栄 (やまざきとみえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.997 Zeichen · 129 Bildschirme
二月二十二日
*
*
*
前略
電文の追信をさせていただきます。
奥様の妹様の御容態が悪化なさって、昨夕御危篤の電報がございました。妹様の御身内では太宰さん御夫妻が御両親代わりに御力添えなさっていられましたので、このたびのことにもいろいろとおとりこみのございます御様子で、このため今月は御仕事の方も、つまり落ちついた時間も、お持てになれないようでございますから、御上京の機は、来月になさって下さいますようにとのことでございます。
とり急ぎ右までかしこ
太田様
二月二十二日
もしかしてすこしのあいだ、おとりこみのために、お逢いできないのではないかしら、と不安なので御便りいたします。
あの、――御返信の文面は、同封いたしましたもののどちらを打てばよろしいのかしら、それとも、別な内容でお書きになります? お知らせ下さいませ。
それから、“渡り鳥”の最後へ「――なんにもないんだ――」とかいう意味の青葉を、書き入れなかったと仰言っていられましたけど、これは、あのままにして置きますの?
それとも一応、打電なさいますか、気にかかりますのでおたずねします。