Japanische Klassiker mit Furigana
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あめのたまがわしんじゅう
雨の玉川心中
山崎 富栄
Lesen Sie 雨の玉川心中 (あめのたまがわしんじゅう) von 山崎 富栄 (やまざきとみえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.997 Zeichen · 129 Bildschirme
正樹ちゃんがお目覚めで、おむつがすっかり濡れていたので、それを取り替えてあげてから御飯を召し上がる。園子ちゃんは私に少し馴れたせいか、ちょっとお台所の隅の方に隠れたりして、笑っている。園子ちゃんも御一緒にお昼食。お客様のお鍋から温いものを取り分けて差し上げる。
正樹ちゃんは夏の頃より随分御身大きくお成りになったし、太って、それにお体の方も、とても良くなられたような心地。お目など、あの頃のようにキュッとした、不安定でなくなっているし、太宰さんが御心配なさるようなお子様として成長なさることもあるまいと思われた。三時ごろの遅いお昼食だったけど園子ちゃんが「母ちゃん早く帰ってこないかなあ」と思い出しながらあやとりしていて、「ほら、できたわ、母ちゃん」と私に仰言ってから、間違っていたことに気付かれて笑っている。私も一緒に笑ってしまう。三時半頃御宅を去る。
父親と子供との生活は、側でみていられないほど、わびしいものです。
帰ってきてから、何か、うれしかったような気持ちを味わう。
「あれだ、と言ったよ。他にいろんな女の編集者が来ても言わないのに、分かるんだね、怖いよ」