Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.447 Zeichen · 76 Bildschirme
四月六日
四月七日
早くなおらないなら、あしたあたり東京へかえっちゃおうとまで思ったところが、夕方になるとすっかりよくなった。大変うれしかったので、おいくの一族と、舞台のそがの家を見に行く。帝劇なんかで見るよりここいらで見る方が、くさらない。
四月六日(金曜)
会田さんは、そとへ出たいらしい。けれども、私はあんまり出たくないでブラブラして居ると、おいくが来る。牛乳屋へ行こうと云う。そこではかつて、殺人事件があったのだそうだ。AがBを殺してやるぞ、殺してやるぞと云って居たところが、却って、BがAを殺して、自首したと云うのだ。面白いと思う。三人でブラブラと出かけて行くと、小川のところで、川があふれて橋がながれてしまって居るのを知らなかったので行けない。河原で少しあそんで行く。柳やはこべが美くしい。低い叢で、雲雀の声がきこえる。いかにも春らしい。山の雪がながれて、水がますので、又水が落付いてしまうまで橋はかけないのだそうだ。多勢そこまで来ては又かえって、向うの橋の方へ行く。夜善義のところへ行って、方言をきいて来る。思ったより沢山の収入があった。
四月七日(土曜)
今朝起きると、目がすぐ気になったが、すっかり髪などを結ってしまうと、すっかりさっぱりして居る。