Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.447 Zeichen · 76 Bildschirme
六月二十日
六月二十一日
と云うことである。確かに彼は淋しかった。永久に楽しい生涯を知らなかった人である。けれども自分が、彼の死にぎわにあらわれたような現象におそれて、働きを中途でやめられるか? それは不可能である。追々私の心にしみこみかけて居るこの淋しさが、例えどれほど大きく広く深くなろうとも私は今の道を踏みつづけて行くほかない。どんなに苦しくても、しっかりと、我若者よ!
六月二十日(水曜)
瀧田氏へ電話をかける。留守。「オブローモフ」の下を大抵よみきってしまう。大変心を動かされた。訳として立派なものかどうかは分らないが、とにかくオブローモフに非常に心を打たれたのである。ああ云う風な人はいかほど世界中には沢山居ることだろう。彼はいい友達をもち、恋人をもって居たが故に、とにかく彼の部屋で死ぬことが出来た。けれども若し彼が……とにかくあれを紹介されたことを感謝する。
英語を沢山やる。
あぶら汗のにじみ出るようないやな天気の一日であった。余り頭がちすぎた。
六月二十一日(木曜)
「禰宜様宮田」にちょいちょい手を入れてしまう。二時頃までかかってやってから、国男のそばで、種々なものをたべたりしながら話しをする。