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Japanische Klassiker mit Furigana

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しょうわゆうげきたい

昭和遊撃隊

平田 晋策

Lesen Sie 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) von 平田 晋策 (ひらたしんさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.452 Zeichen · 208 Bildschirme

Aozora Bunko

碧海島へ

ああ、なつかしい碧海島。苔むす絶壁の上には、信天翁の群が飛びかっている。北の水門には、ものすごい海流が渦巻いている。

「ああ、なつかしい碧海島よ。あたし、とうとう帰って来たわ。」

※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんの美しい瞳は、涙にぬれている。フーラー毒ガスに中毒したのか、顔の色が、青くてさみしい。

……『最上』は、あぶない水門を乗り切って、狼岩のかげに一まず、錨を下した。

碧海湾をかこむ大絶壁は、はじめて見た時と変りのない、雄大な姿を見せている。

蓮華岳、燕岳、槍岳の連峰は、黒々とそびえ、かすかに見える燕岳の麓には、『千種』の洞窟が、ぽっかりと口をあけている。

ああ、洞窟の秘密根拠地は変らないが、それに入る『千種』の姿は、もう見ることが出来ないのだ。

※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんは、かなし気に、うなだれた。

木下大佐も、小川中佐も、みな青い顔をしている。

○

やがて『最上』は、槍岳の洞窟へ入った。

富士洞窟から武田博士が、やって来た。博士もひどい苦労をしているのか、髭をぼうぼうと生し、頬がげっそりとこけている。