Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
Lesen Sie 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) von 平田 晋策 (ひらたしんさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.452 Zeichen · 208 Bildschirme
海賊の歌
はどこにかくれているのだろうか。
海賊の歌
恐しい血戦の日が近づいて来る。フーラー博士の復讐の時がせまって来る。
アリゾナ高原の秘密根拠地を出た十二機の『荒鷲』爆撃隊は、ある夜ひそかに紅玉湾へとんで来た。
『ライオン』戦車をつんだ二十隻の特務運送船も、金剛石砲台の下の、椰子の葉かげにかくれている。
ああ九月二十五日の夜が、いまや明けそめようとする朝まだき。
航空母艦『オリオン』は、守備隊のうたう『海賊の歌』におくられて、紅玉湾を後にした。
甲板にならぶ十三機の『荒鷲』爆撃機は、まっ黒の墨色にぬられ、機首には赤いペンキで、怒った鷲の姿がかかれてある。
毒々しい顔つきだ。二つの眼と鋭い嘴が、銀色にきらきら光っている。
フーラー博士は、愛するアーサー少年をしたがえて、司令塔へ上った。
南太平洋の海風がアーサー少年の金髪をさっとなびかせた。
少年は、眉をひそめて、
「ね、お父さま、『荒鷲』の数が十三ですね。十三って、悪い数字でしょう? 僕、なんだかとても悪いことがおこるような気がして、しかたがないんです。」
と、心配そうだ。
「うん、悪いことがあるかもしれんよ。