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Japanische Klassiker mit Furigana

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(十五)茶碗割り

野村 胡堂

Lesen Sie 銭形平次捕物控(十五)茶碗割り (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 109.804 Zeichen · 225 Bildschirme

Aozora Bunko

「放っておけ、今に解るから」

「だって、房松が百姓道具を入れておく小屋に、とりかぶとの根が馬を二三十匹殺すほど干してあったんだそうですよ」

「人に喰わせる気なら、そんな場所へ干しておくものか、あいつは毒草だ。ゲンノショウコやセンブリや黄蓮と一緒だろう」

「その通りですよ、親分」

「房松がうっかり、こいつは毒だ――か何か言ったのを小耳に挟んだ奴の仕業さ。あの男は親や兄を殺すような大それた人間じゃない」

「でも、親父が骨董に凝るのを苦々しがって、あの人泣かせな道具を一つ残らず叩き割ってやりたいと言っていたそうですよ」

「それとこれとは別だ。骨董なら後添えのお倉だって打ち壊したがっている」

「ところが、こんな事を聴きましたよ。骨董は土蔵の中にいちいち箱に入れて、念入りにしまい込んであるから、家の者でもそいつは容易に取出せない、自由に取出せるのは、死んだ大主人と骨董係の銀次だけなんだそうで」

「で?」

「一つ一つ持出して、十幾つと打ち割ったところを見ると、他の者じゃできない芸当じゃありませんか。あれはやはり自由に取出せる銀次じゃないかと思うが――」

「いや銀次は道具屋に奉公して、一とかど眼も利いている。