Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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あめのたまがわしんじゅう

雨の玉川心中

山崎 富栄

Lesen Sie 雨の玉川心中 (あめのたまがわしんじゅう) von 山崎 富栄 (やまざきとみえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.997 Zeichen · 129 Bildschirme

Aozora Bunko

五月一日

ああ、断食は微笑と共に行え。せめてもう十年努力してから、そのときは真に怒れ。僕はまだ一つの創造さえしていないじゃないか」

五月一日

“単なる友達として異性と遊ぶことすら、現代の若人にはできない。幸せを得ることを知らない”――これは二週間ほど前の頃であったろうか、津軽の故郷から、御上京なさった御親戚の青年お二人と、御一緒に御逢いしたときの御言葉である。あの時は、丁度 dependents house の帰路で、薄ら寒い夜だったと記憶している。案外渋いネクタイ(紺地にサイコロのような感じのする模様のある)の好みに、ちょっとお顔を見直してから、いろいろ想像を逞しくしてみたものだった。

愛情というものは、嫌いでない人以外には度重なるうちに、自然に身に沁み込んできてしまうものであろうか。型破り(悪い意味でなく)な先生の性格に引きずられてしまったものであろうか。キザなようだけれども、先生はいいものをたくさんもっておられる。

好きだ!

亀井先生に、うなぎやさんでお目にかかる。早川さんと御一緒。一度、省線の中で、夜遅くおみかけしたことがあったのと、亀井先生のお書きになった島崎藤村の御写真とで、それと知る。