Japanische Klassiker mit Furigana
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あめのたまがわしんじゅう
雨の玉川心中
山崎 富栄
Lesen Sie 雨の玉川心中 (あめのたまがわしんじゅう) von 山崎 富栄 (やまざきとみえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.997 Zeichen · 129 Bildschirme
津島様は、わたしの仕事のことは自由にしてもいいからと仰言って下さるのですけど、津島様のお仕事のお手伝いと、御来客の御接待に、毎日忙しく日を送っておりますので、十一月からずーっと家に落ち着くことにいたしましたが、わたしの生活のことにつきましては、そのお仕事のことで十分足りておりますから御心配はいりません。
こういうお便りを差し上げたからと言って、わたしのお父さまを慕う心も、お母さまを思う心にも、少しの変化もございません。
わたしが悪い女のひとになったのなら、こうした苦しい手紙を書かないで、さっさと歩いて行ったことでしょう。
わたしは人の温かいこころにふれていとうございます。
なんでもなく、こうしたことの、赦された時代に生きていた昔の人達を、羨ましいと思います。
富栄のこうした願いごとをお読みになることは、お父さま、お母さまにとって、とてもお辛いこととよく承知いたしております。
こうした私の心の飛躍は、あまり突飛すぎて、受け入れてはいただけないのでございましょうか。若しお許しいただければ、ほんとうにわたしは幸せなのです。
わたしは津島様の愛人として慎み深く立派に成長していきとうございます。