Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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あめのたまがわしんじゅう

雨の玉川心中

山崎 富栄

Lesen Sie 雨の玉川心中 (あめのたまがわしんじゅう) von 山崎 富栄 (やまざきとみえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.997 Zeichen · 129 Bildschirme

Aozora Bunko

私ばかりしあわせな死に方をしてすみません。

二月二十二日

二月二十七日

椎の実が雨に濡れながら、静かに流れていきました。

何ごともないように祈っておりましたけれど、おつらいことが重なりませんでしたかしら。

心配しています。

修治様富栄拝

私ばかりしあわせな死に方をしてすみません。

二月二十二日~六月十三日

二月二十二日

“桜桃”の中の言葉らしい表紙の文字。お掃除のあと、何気なく目についたので、修治さんはおいやかと思われるけれど、いただいて貼る。

これを見ていると、つらくって、肩の張りや体の力が、ずるずるずると落ちて、流れていくように感じるのだけれど。

かなしい、かなしい言葉です。

父親として、どのようなときにでも、決してお忘れになれないことですもの、ことにお子様をあんなに可愛がっていらっしゃるお方ですもの。

二月二十七日

さびしさの極みに堪へて天地に

寄する命をつくづくと思ふ――左千夫歌集――

太宰さんの気持ちがぴんぴんと胸に響いてきてたまらない。

まるで、もう、くたくたに疲れていらっしゃるのに「限りある身の力ためさん」と、ぐっと起き上がっては又、口述していらっしゃる。可哀想で、今日は、涙が出そうでした。

悲壮なお顔でした。

織田作一周忌の夜も、同じようなお顔で帰っていらっしゃいましたね。