Japanische Klassiker mit Furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.145 Zeichen · 440 Bildschirme
そしたら、ここに来れば、そしてあなたにあえば、そこにお父様もいらっしゃるような気がしたの。それでフラフラと汽車に乗ったのよ。それがしかし、二三日前から体の調子が悪いのと、お金がなくて食べるものを食べていないものだから、汽車を下りてすぐああして、わけがわからなくなって、お豊さんに助けていただいたんです。ホントに何と言っていいか――お豊さんて方、それから御主人の喜助さんですか、いい方たちだわね。
金吾 はあ、ありゃいい夫婦だ。俺なんずも、あの人達が居るんで助かってやすよ。
春子 敦子さんといい、ああいう人達といい、それから金吾さん、私の知っている人にはいい人がいっぱい居るわ。だのに、どうして私という人間は、いつまでも、しようが無いんだろう?
金吾 いつか一緒においでた鶴やさんというばあやさんはどうしてやす?
春子 鶴や? あれも、いい人間でね、でもそんなわけで私があちこちしてる間に、甥をたよって浜松の方へ引っこんでしまったの。
金吾 そうでやすか。
春子 ……(遠くの祭りばやしが調子を高める)私ね、ここにずうっと居さしてほしいように思うんだけど? そいで、だんだんにお百姓の仕事をあなたに教わろうと思うの。