Japanische Klassiker mit Furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.145 Zeichen · 440 Bildschirme
弟の徹男さんもその会員の一人だし
私もその一人のように扱われていました
兄がそんな事を私に教えてくれなかったのは
田舎で寝ている間に兄がおくれてしまったのだ
それを先生たちが育て上げ前進させている
その道を私が進むことは
つまり兄の考えを受けつぎ、兄の分までいっしょに
生かして行くことになるのだ
兄さん、今に見てちょうだい!
そう思い燃え立ちながら
むさぼるように勉強したのです
時代の波の激しさも私たちを打ち叩きして
それは唯の勉強というには余りにひたむきな
身体ごとのぶっつかり方でした
国の内では二・二六の後波があちこちにゆれ動き
高まったり低まったり激したり沈んだりして
国全体は軍国主義一方の道をズンズン歩いていながら
革命の気分もたしかに有りました
国の外からは、聯合国が経済封鎖のアミを
次第次第にちぢめて来る
ヒットラアのドイツとソビエト・ロシアが同盟をむすぶ
「複雑怪奇」と言われた時代で
あれとこれとが、こんぐらかり
それとあれとが入れまじって
めまぐるしく移り変っていた。
内も外も、なんとかしなければ
もうどうにもやって行けない所まで来ていながら
さて、なんとも出来ない壁の前で
もがき苦しみ、狂い騒いで