Japanische Klassiker mit Furigana
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あおいはらふじんのたいつり
垢石釣游記
佐藤 垢石
Lesen Sie 垢石釣游記 (あおいはらふじんのたいつり) von 佐藤 垢石 (さとうこうせき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 46.298 Zeichen · 100 Bildschirme
毛鈎は、湯川に棲む瀬虫が殻を脱けて羽虫になったものに似せて作った形が一番よろしい。これをゴロッチョと言っている。その外どんな形をしている毛鈎にでも食いつくのである。
道綸は秋田の渋糸百本撚位の太いものを必要とする。鈎素は五、六厘柄の丈夫なものがよく、これは魚が大きいので合せ切れがするのを防ぐのと、時に密生している雑木の小枝に鈎が引っ掛るから、力任せに引いても切れる虞れがないようにするためだ。
餌針も面白い。いまは既にカマエビの虫はいないし、また叢間に群る赤蜻蛉も発生しないから、主として瀬虫の大きなものを捕って使っている。蛆でもよろしい。また既に、ゴロッチョが川岸に飛んでいるから、これを鈎先につけ、水面下一寸位の所を流していると鱒が猛然として飛びついて来る。
鱒は、このゴロッチョが大好物である。
一日やったら、一貫五百匁から二貫目は釣れよう。そして大きなものは二、三百匁はある。しかし、四、五十匁から、六、七十匁までのものが普通である。
東武雷門駅を午前五時の一番で出発すれば、十時には湯滝の入口までバスが着く。それから直ぐ川へ入って釣すれば、夕方の一番鱒の活躍する時を狙えるのである。