Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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あおいはらふじんのたいつり

垢石釣游記

佐藤 垢石

Lesen Sie 垢石釣游記 (あおいはらふじんのたいつり) von 佐藤 垢石 (さとうこうせき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 46.298 Zeichen · 100 Bildschirme

Aozora Bunko

そして一夜湯元の温泉か菖蒲浜に過し、翌朝一番のバスで立てば東京へ正午には着く。おひるの御馳走に、山で釣った鱒が塩焼になって現われるという事になろう。

また、正午に雷門を出発すれば午後五時に湯元温泉へ着く。その夜ゆっくり温泉に浸って、翌朝未明に草鞋に足を固めて宿を出れば朝まづめの機会が狙えよう。午後三時まで釣り暮らして三時五十分湯元発のバスに乗れば、八時には雷門へ帰り着ける。夕餉の膳には充分間に合う。

一日を釣り暮らして川から上る時は、鱒の腹を割いて臓物をきれいに洗い去ってしまうのがよろしい。それは、鱒が好んで川虫や羽虫を食っているのと、臓物が腹にあると腐敗が早いからである。臓物を去った腹へは、薄く塩を塗って置くと味が一層上品になる。

湯川も湯ノ湖も、一日三円の入漁料を林野局出張所へ納めねばならない。湖の方は半日二円という札も出す。