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Japanische Klassiker mit Furigana

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わらわのはんせいがい

妾の半生涯

福田 英子

Lesen Sie 妾の半生涯 (わらわのはんせいがい) von 福田 英子 (ふくだひでこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 64.051 Zeichen · 122 Bildschirme

Aozora Bunko

六 渡韓の計画

六 渡韓の計画

かくては前途のため善からじと思案して、ある日将来の事ども相談し、かついろいろと運動する所ありしに、機よくも朝鮮政府の法律顧問なる資格にて、かの地へ渡航するの便を得たるを以て、これ幸いと郷里にも告げず、旅費等は半ば友人より、その他は非常の手だてにて調え、渡韓の準備全く整いぬ。当時朝鮮政府に大改革ありて、一時日本に亡命の客たりし朴泳孝氏らも大政に参与し、威権赫々たる時なりければ、日本よりも星亨、岡本柳之助氏ら、その聘に応じて朝廷の顧問となり、既にして更に西園寺侯爵もまた勅を帯びて渡韓したりき。故に福田はこれらの人によりてかの国有志の重立ちたる人々に交わりを求むるも難からず、またかの国法務大臣徐洪範は、かつて米国遊学中の同窓の友なれば重ね重ね便宜ありと勇みすすみて、いよいよ出立の日妾に向かい、内地にては常に郷里のために目的を妨げられ、万事に失敗して御身にまで非常の心痛をかけたりしが、今回の行によりて、聊かそを償い得べし。御身に病児を托す、願わくは珍重にせよかしとて、決然袂を分ちしに、その後二週間ばかりにして、またもや彼が頭上に一大災厄の起らんとは、実にも悲しき運命なるかな。