Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
Lesen Sie 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) von 平田 晋策 (ひらたしんさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.452 Zeichen · 208 Bildschirme
「武田の叔父さまに、弟子になれなんて、ひどいわひどいわ。」※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんも、モールス信号がわかるから、くやしくってくやしくってしかたがない。
「よし、無電を打てッ。」
木下大佐がどなった。
やがて『最上』の無線電信は、すがたの見えぬ『荒鷲』によびかけた。
「フーラー博士よ。日本海軍の字引には――降伏――の二字なし。武田博士は絶海の孤島にあり。『最上』にはいないぞ。わが武田博士は、汝らの弟子になるような馬鹿者にあらず。フーラー博士よ。汝こそわが偉大なる武田博士の弟子となれ。」
痛快な、文句だ。※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんは、胸がどきどきするほどうれしくなった。「さすがに木下大佐はえらいわ。」と思った。
しかし、怪物フーラー博士は、もう遊撃隊を、ちっとも恐れていない。『最上』の信号が終ると、いきなり雲の上から、
「驚くな! 日本海軍! どうだ、武田博士でも、こんな肉声信号は出来ないだろう。」
と、大きな恐しい声がひびいた。発火信号ではない。無電でもない。フーラー博士の肉声だ。唇から出るほんとうの声だ。「あらッ。