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Japanische Klassiker mit Furigana

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しょうわゆうげきたい

昭和遊撃隊

平田 晋策

Lesen Sie 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) von 平田 晋策 (ひらたしんさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.452 Zeichen · 208 Bildschirme

Aozora Bunko

「油断は出来ん。日本がA国と苦戦して、弱ってると見たら、ずるいB国海軍だからね。台湾や小笠原あたりを占領するかもしれんぞ。」

「いや、そんな卑怯な、虫のいいことは、僕がさせん。」

「させちゃたまらんよ。まだ『最上』と『千代田』と『秋津洲』が、残っているんだからね。」

「それに、東京湾には、『金剛』も『伊勢』も、『扶桑』もいるぞ。傷をうけたが『陸奥』も戦える。B国あたりに負けてたまるものか。」

木下大佐は、すごい形相で、立ち上った。

「どうだ。お気の毒だが、今夜すぐに小笠原の沖を出てくれないか。」

「よし、すぐに出動しよう。君は『富士』を急いでくれよ。」

「うん、今に見ろ。A国もB国も、いや、世界を驚かしてやるからな。」

二人の大佐は、腰の短剣をカチリと鳴らした。――ずるいB国、南洋に大軍港をきずいて、ひそかに東洋の大乱をねらっているB国海軍。

それが、そろそろ魔の手をのばしはじめたのだ。

東には怪物フーラー博士。南からは新手のB国大艦隊。――昭和遊撃隊は、いよいよ苦しい。

しかし、この秘密島を根拠地にして、最後の一分まで奮戦することは、帝国海軍の軍人として、本望ではないか。