Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
Lesen Sie 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) von 平田 晋策 (ひらたしんさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.452 Zeichen · 208 Bildschirme
白木の祭壇には、榊に似た木の枝が立てかけられ、御幣の紙が白く風にゆれている。
清少年と※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんは、その前にぬかずくと、黙って祷をささげた。あの悲壮な鳥島沖の大海戦を思い出すと、なんだか胸がせまって、しらずしらずに涙が頬をつたうのであった。
――ああ末山大将もなくなられた。青木大佐も帰らぬ人となった。――しかし、しかしその魂はながく太平洋にとどまって、み国を守っていらっしゃるんだわ。――※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんは、つめたい岩に身を伏せて、すすり泣いた。
※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんだけではない。職工も、技師も、みなこらえ切れぬ涙を見せているのだ。
武田博士は、一段高い岩の上に立ち上って、一同によびかけた。
「ここに末山大将閣下以下一万の勇士の魂をおよびした。碧海島の夜はくらく、われわれの悲しみはつきない。
しかし、わが海軍は全滅を賭して、その任務を行ったのだ。鳥島海戦の勝利は、日本海の大勝にまさるとも劣らない。だから戦死者のみ霊は、悲しまず、悩まず、今もわれわれをお守り下さるのである。