Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
Lesen Sie 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) von 平田 晋策 (ひらたしんさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.452 Zeichen · 208 Bildschirme
その後から第十一号機、第十号機と、七機の荒鷲が一群となって、太東岬の上から、西北の空へ姿を消した。
太東岬の西北は、東京である。
フーラー博士は、ぐんぐん舵を上げて、一万米以上の高空へ出た。
見わたすかぎりの雲だ。雲の海だ。その雲の海が太陽の光にてらされて赤く金色にかがやいている。
「美しいなあ。」
アーサー少年は機関銃の銃身をなでながら、大自然の美しさに打たれた。
はるか向うに、雪の峰が見える。
「お父さん、あの山は美しいですね。」
「うん、あれが富士山だ。」
「ああ、あれが富士山ですか。いい山だなあ。」
アーサー少年は、思わずため息をついた。人種のちがう彼も、わが霊山の神々しさを感じたのであろう。
しかし、フーラー博士は、富士山の大きな、深い美しさを感ずることが出来ない。彼の心は、東京爆撃のほか、なにも考えていない。東京へ、東京へ。
悪魔の七機は、雲の上へ影をなげながら、西北へ西北へと急いだ。
十五分ほどすると、日本軍の戦闘機が十八機、猟犬のように密雲のあいだからかけ上って来た。しかし、あわれ、一機ものこさず荒鷲の餌食になってしまった。
「ざまを見ろ。