Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
Lesen Sie 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) von 平田 晋策 (ひらたしんさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.452 Zeichen · 208 Bildschirme
戦車隊をうしない、その上『荒鷲』爆撃隊の全滅を聞かされたくやしさに、ぐっと歯をくいしばっていたが、やがて、さっと、みだれる髪をふりはらい、大胆にも立川中将をにらみつけて、
「しかし、日本人は黄色い顔をしているじゃありませんか。黄色人種は劣等人種です。わが軍は、こんどは武運がなくて負けたけれど、心から日本に降伏はしませんぞ。われ等は白人だ。日本の師団長よ。あなたはいやしい有色人種だ。われわれとは種が違いますよ。日本刀が何です、『富士』が何です。わがA国は、きっときっと復讐しますぞ。白人万歳!」
中佐は、大声で、やけくそのように叫んだ。
「捕虜のくせに生いきな奴ですな。」
「こらしてやりましょうか。」
二、三人の将校が、中将に目くばせした。しかし、立川中将は、頭を横にふった。
「捕虜をいじめてはいかん。かわいそうな男だ。白人だけが、えらい人種だと思っているのだ。ははは、東京へつれて帰って、わが東洋のいい芸術でも見せてやれ。きっと考えがちがってくるだろうよ。」
中将にとめられた将校たちは、スミス中佐の手をとったり、肩をたたいたりして、
「スミス中佐、日本軍はどこかの国のように、捕虜をはずかしめたりしないから心配したもうな。