Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

しょうわゆうげきたい

昭和遊撃隊

平田 晋策

Lesen Sie 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) von 平田 晋策 (ひらたしんさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.452 Zeichen · 208 Bildschirme

Aozora Bunko

清少年と代さんは、思わずよりそって、手をとりあった。

この人外境に火の光が見えるッ。――鬼の火か? 又は蛮人の焚くかがり火か?

「怪しいわね。――」

※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんは、蒼くなって、ぶるぶる慄えている。

「あたし達、どうなるんでしょう。どこへ連れて行かれるんでしょう。」

「ぼくも知らないよ。兄さんにきいたって、黙ってろッ、て叱られるんだからね。――」

清君も、すこし色蒼ざめている。

○

二人の少年少女の疑いを乗せたまま『最上』は、なおもぐんぐん奥へ入って行った。

櫓マストの上のブリッジでは、木下艦長と小川航海長と、それから造船大佐の軍服に身をかためたわが武田博士の三人が、真剣な顔をして、海図を見ている。

真夜中の二時ごろ、艦は、狼がしゃがんでいるような変な形をした大きな岩のかげへ、錨を下してとまってしまった。

「とうとう狼岩まで来たね。」

木下大佐が、汗をふきながら小川中佐の肩をたたく。さすがは名航海長小川中佐。三十浬の水門を、よくも乗り切ったものだ。

「御苦労でしたね。僕は胆玉をひやひやさせたよ。」

武田博士も汗を拭いている。