Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

しょうわゆうげきたい

昭和遊撃隊

平田 晋策

Lesen Sie 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) von 平田 晋策 (ひらたしんさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.452 Zeichen · 208 Bildschirme

Aozora Bunko

号が一隻あるきりだと思っていたのに、――思いもかけぬ、この南海の一孤島に、紅い朝日の軍艦旗をひるがえして、ぴかぴか光る長い砲身を、ぐっと突き出した潜水艦が、ものすごくもたのもしい勇姿をあらわしたのだ。

「兄さん、これじゃサルコフ号に負けませんねえ。」

清君は、泣き出したいくらいうれしいのである。武田博士は大きくうなずいて、

「負けるものか。後甲板を見ろ、倉庫のようなものがあるだろう。あの中には神風式戦闘偵察機が入っているんだぞ。――そして、中の機関も武田式に取りかえたんだ。」

――ああ、この精鋭で、太平洋を暴れまわったら、どんなに痛快だろう。清少年は胸がぞくぞくして来た。

その時、谷兵曹長が口を出した。

「清君。武装が変ったから、名前も変って、この艦の名は、今では『八島』です。」

「ずっと昔の戦艦の名前だね。」

そうだ。清君は、よく知っている。日露戦争の時、旅順の沖で壮烈な、勇ましい最期をとげた、名誉ある大戦艦の名だ。第二世『八島』も、ハワイ真珠軍港の沖で、第一世の『八島』に負けぬような、奮戦ぶりを見せたいものである。

「しっかりやれよ。」

清君は内火艇の甲板に立ち上り、しだいに遠くなる『八島』