Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
Lesen Sie 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) von 平田 晋策 (ひらたしんさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.452 Zeichen · 208 Bildschirme
この機械こそ曲者である。
二人の士官が、発射鏡をぐっと上へ向けて、『荒鷲』の方へねらいをつけている。しかし、悲しいかな、まだ機械が悪いために、敵が五百米まで下りて来ないと、発射出来ないのである。
……ここで木下大佐の考えをお知らせすると、大佐は、高角砲のばら弾が『荒鷲』の鋼鉄を射ちぬくことができず、又、煙突から真黒な煙を出して、その煙の中へかくれて見ても、どうせ、しまいには、『荒鷲』に追いつかれてしまうにきまっていると、考えたのだ。
だから、最後の手段として、敵を油断させ、うんと近よせておいてから、いきなり『第十三号』を発射しようとするのである。
この時にたのみになるのは強い強い本多鋼鉄だ。
『最上』の甲板装甲(鉄の板)は厚さ八糎だが、三十糎くらいの力がある。『荒鷲』の爆弾が、この強い本多鋼鉄の甲板をぶちぬくか、それとも青木式『第十三号光線』が、『荒鷲』の発動機を焼いてしまうか。
「あっ、爆弾が……」
※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんが悲鳴をあげた。黒いかたまりが矢のように落ちて来る。そして、『最上』の舳から五十米ばかり前へ落ちこんだ。