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Japanische Klassiker mit Furigana

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しょうわゆうげきたい

昭和遊撃隊

平田 晋策

Lesen Sie 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) von 平田 晋策 (ひらたしんさく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 102.452 Zeichen · 208 Bildschirme

Aozora Bunko

木下大佐はまだ生きていられるかしら?

だが、今『千代田』は、『最上』をさがしていられないのだ。敵艦隊は東京湾に近づいている。末山艦隊はもう出動しているかもしれない。いよいよ日A海軍の決戦がせまって来たのである。

北浦少佐の眼つきがかわってきた。こわいようにぎらぎら光っている。

「昭和遊撃隊が、本式に奮戦するのは、明日の一戦だぞ。みんな、卑怯なまねをするなッ。」

少佐は、士官をあつめて、どなりつけた。

「おい、明日は天下分目の決戦だぞ。お前たち、へまをやるなッ。」

少佐に叱られた士官たちは、めいめい水兵を集めて、しかりつけた。

「やい、お前、しっかりしろよ。」

士官に叱られた水兵たちは、たがいに大声で、どなりあった。みんな真剣だ。決死隊のようだ。エンジンの音さえ、かなしくも、勇ましい。

清君は、胸があつくなった。

戦いの前の夜はふけて行く。『千代田』は、いま、やみ夜の海を、まっしぐらに、敵の偵察艦隊めがけて進んでいるのである。

いよいよ、敵艦隊がちかづくと、ずぶずぶと潜水してしまった。

火ぶたを切れ!

まだ東の空も白んでいない。海はまっくら闇だ。しかし、『千代田』