Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

みなもとよりとも

源頼朝

吉川 英治

Lesen Sie 源頼朝 (みなもとよりとも) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 306.118 Zeichen · 613 Bildschirme

Aozora Bunko

この試みからみると、危険率はちょうど相なかばしている。

「見たか、各※(二の字点、1-2-22)」

義経は早、断崖にのぞんで、駒を立てならべた人々をかえりみながら云った。

「馬と人一体に、心して駈け落せば、七十の兵のうち、三十五騎は生きのころうぞ。――まず義経が先駈けして見せ申さん。義経が馬の立てようを見習い候え」

彼は、云い終ると、すぐ自身の馬の後脚を折敷かせ、手綱を掻くり、激流へ筏を下ろしてゆくように、ざっと絶壁を落して行った。

「おうっ」

「――おうっッ」

「それっ」

おくれじと、劣らじと、鎌倉武士のたましいは、白熱して搏ち合った。そこの絶壁いちめんを砂けむりにして、山くずれとばかり、下の磯を埋めた。すぐ躍り立つもあり、そのまま起たない馬、起たない犠牲者もすでにあった。

独愁

一

彼のやしきは新たに六条室町にさだめられた。義経が一部の手勢を引いて、そこへ凱旋したのは九日だった。

市中は、まるで祭のような騒ぎだった。その中で、平家のために、

「変れば変るもの」

と、泣いている女もあるし、

「いよいよ時代は革まった」

と、興奮している若者もあり、念仏をとなえて、捕虜のすがたや首桶に眼をそむける尼もある。