Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(五)金の鯉

野村 胡堂

Lesen Sie 銭形平次捕物控(五)金の鯉 (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 136.062 Zeichen · 276 Bildschirme

Aozora Bunko

笹野新三郎や、平次の骨折で、家督相続も滞りなく運び何もかも目出たずくめになってから、

「親分、いろいろお骨折で有難うございました。あっしは用事も済んだようだから、しばらく旅に出て来ますよ」

殺され半蔵は、不意にこんな事を平次に言いました。

「どうしたんだ、新夫婦が、これから兄貴に恩報じをしようという相談をしているよ」

「思召しは有難いが、こんなやくざな野郎が居ちゃ眼障りだろう、――それに、あっしにしても、美しい新嫁振りを見せ付けられちゃ、たまらねえ、親分止め立ては殺生だぜ」

半蔵はこう言って、クルリと背を見せました。それっきりこの男はどこへ行ったかわかりません。人にも言えぬ淡い恋心を抱いて、酔っ払っては「サア殺せ」をやって歩いていることでしょう。