Japanische Klassiker mit Furigana
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あめのたまがわしんじゅう
雨の玉川心中
山崎 富栄
Lesen Sie 雨の玉川心中 (あめのたまがわしんじゅう) von 山崎 富栄 (やまざきとみえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.997 Zeichen · 129 Bildschirme
先生は、ずるい
接吻はつよい花の香りのよう
唇は唇を求め
呼吸は呼吸を吸う
蜂は蜜を求めて花を射す
つよい抱擁のあとに残る、涙
女だけしか、知らない
おどろきと、歓びと
愛しさと、恥ずかしさ
先生はずるい
先生はずるい
忘れられない五月三日
*
*
*
“死ぬ気で! 死ぬ気で恋愛してみないか”
“死ぬ気で、恋愛? 本当は、こうしているのもいけないの……”
“有るんだろう? 旦那さん、別れちまえよォ、君は、僕を好きだよ”
“うん、好き。でも、私が先生の奥さんの立場だったら、悩む。でももし、恋愛するなら、死ぬ気でしたい……”
“そうでしょう!”
“奥さんや、お子さんに対して、責任を持たなくては、いけませんわ”
“それは持つよ、大丈夫だよ。うちのなんか、とてもしっかりしているんだから”
“先生、ま、ゆ、つ、ば……”
I love you with all in my heart but I can't do it.
何処にもおビールがなく、私の缶ビールを籠に入れて、思想犯の独房にのこのこ上がり、御一緒に飲む。
五月三日、新憲法発布の日、ほのぼのとした月の感覚だった。