Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんぺんちゅうしんぐら

新編忠臣蔵

吉川 英治

Lisez 新編忠臣蔵 (しんぺんちゅうしんぐら) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 337 181 caractères · 676 écrans

Aozora Bunko

考えれば考えるほど、――国法は厳として犯し難いものだ。それを紊したら、社会の秩序が弛む。たとえ、情に於ては、どんな正しい理由があろうとも』

『おい待てよ、情と云ったが、おれはそんな小さい私情で論じているんじゃないぞ。――やはり、儼然たる国家というものから考えてみるんだ。人間を畜生以下に規定して、どうして、そこに人間の国家があるか。法規は犯すべからざるものだが、その権を悪用した司権者こそ、第一に人間の法則を破った大下手人だ』

『そんな極端な……』

『ばか、何が極端か。貴様だって、禅寺の床で修行しておるくせに、分らぬのか。禅から、精神を脱ったら、何があるんだ、何で生きているつもりなんだ』

『おい、喧嘩をふっかけるのはよしてくれ、お犬様に吠えられた挙句、道連れの貴様にまで吠えられては堪まらない』

『喧嘩じゃないが、友達のおまえが、法規法規と、煤払いの物売りみたいな事を云うから癪にさわるんだ』

『何も、おれが赤穂の浪士方を、殺せと云ったわけじゃないじゃないか。そういう議論も町にはあるという事を先刻云ってみた迄よ』

『それならいいが……』

と、自分たちの持っている杖の重さにふと気づいて、