Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

さんごくし

三国志(八)

吉川 英治

Lisez 三国志(八) (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N1. Touchez un mot pour le sens.

N1 · avancé · kanji et kana modernes · 195 604 caractères · 391 écrans

Aozora Bunko

五

司馬懿はわざと道をひらいてこの窮鼠軍を通したが、その大兵が山を離れるや初めて袋づつみとして殲滅にかかった。街亭の後詰にあった魏延、高翔は、すわと、五十里先から援けにきたが、その途中には、司馬昭の伏兵があり、また一面には蜀の王平も現われ、ここに蜀魏入り乱れての大混戦が展開されて、文字通り卍巴の戦いとなった。いずれが勝ち、いずれが負けやら戦雲漠々、終日わからない程だった。

五

街亭の激戦は、帰するところ、蜀の大敗に終った。

ふもとに陣した王平、後詰していた魏延、列柳城まで出ていた高翔など、一斉に奮い出て、馬謖の軍を援けたが、いかんせん、馬謖軍そのものの本体が、十数日のあいだ、山上にあって水断ちの苦計にあい、兵馬ともにまったく疲れはてていたので、これは戦力もなく、ただ潰乱混走して、魏軍の包囲下に手頃な餌食となってしまった。

しかし、野にかけ山へわたって、戦火は三日三夜のあいだ赤々と燃えひろがっていた。魏延が馬謖の救出にうごくことも察知していた司馬懿は、司馬昭に命じて、その横を衝き、張はおびただしい奇兵を駆って、

「蜀の名だたる大将首を」と、これもその大包囲鉄環のうちにとらえんとしたが、王平軍、高翔軍の側面からの援けもあって、遂に意を達するにいたらなかった。