Classiques japonais avec furigana
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さんごくし
三国志(八)
吉川 英治
Lisez 三国志(八) (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N1. Touchez un mot pour le sens.
N1 · avancé · kanji et kana modernes · 195 604 caractères · 391 écrans
二
「八万の強兵、四人の偉児。もって、蜀軍にひと泡吹かすに足るだろう」
自負満々、彼は戦場へ臨んだが、なんぞ知らん、これは夏侯楙が、なるべく魏直系の兵を傷めずに、蜀の先鋒へまず当てさせた試しに乗ったものとはさとらなかった。
望みどおり蜀軍の先鋒と、鳳鳴山の下で出会ったが、その第一会戦に、韓徳は四人の子を亡ってしまった。
そのあいては、蜀の老将趙雲であった。
長男の韓瑛が、
「趙雲を見た」
と、軍の中で告げたので、四子を伴ってその首をと、追撃してまわるうち、やがて趙雲のほうから駒をかえしてきて、
「豎子。望むのは、これか」
と、一槍の下に韓瑛を突き殺した。
韓瓊、韓瑤、韓が三方から、
「老いぼれ」
と、挟撃したが、またたく間に、韓瓊、韓※(「王+其」、第3水準1-88-8)も討たれ、趙雲は悠々引揚げて行った。
ひとり残った韓瑤は、急に追いかけて、そのうしろから斬りつけたが、趙雲は身をそばめて、韓瑤を馬の鞍へひき寄せ、
「ああ、殺すも飽いた」
と、こんどは、引っつかんだまま、生捕って帰ってしまった。
父韓徳は、心も萎え、大敗して、長安へ逃げくずれた。
二
芝は、きょうの勝ち戦を賀したのち、趙雲に云った。